シェリル・アー 店主のひとり言

自然。暮らし。ココロ。日々思うことをつらつらと書きとめています。

蟹食い猿 フーガ

 「人生のうちで重要なことはほとんどないに等しいんだ」

 

「何が起こったって、別にオタつくことはねえや」


この名台詞は「蟹食い猿 フーガ」という船戸与一の小説の中に出てくる主人公だったかな?

あまり記憶はないのだけど、
とにかく詐欺師の物語なのだが、

 

当時20代で、いろんなことを真面目に小難しく考えてしまう私に、


会社の社長がこの本でも読んでおけ!的な感じで


セリフとセリフの意味とともに渡された。

本は読んだけど、物語は思い出せない。
けど、このセリフはずっと残っている。


重要なことってないことはないけど、

深刻になりすぎて四方八方塞がってしまって、
どこをどう打開していいかわからなくなる時がある。

 

そんな時、ふと、この冒頭のセリフを思い出すのだ。

 

そっか。こんなに悩んでいるけど、

きっと、このことも重要なことじゃないのかも?

的な。

 

余裕のないときに、遊び心を持つなんて不可能なことかもしれない。

 

でも、二進も三進もいかなくなった時に、
別な視点があったのなら、きっとどんなことでも、解決できるんじゃないのかな。

 

ある住職も言ってた。

 

問題を問題と思っているから、ずっと問題のママでいるのだ。

問題が問題でなくなるのは、問題が消えてなくなったのではなく、

あなたが気にならなくなったから。

 

解決したかのように感じても実は、違う。

問題を問題と思っているあなたが問題なのだと。

 

視点を変える。今見ているところから角度を変えてみる。

 

それだけで見えるものが違ってくる。

 

要は、あなたはどう在りたいかなのだ。

人生、どう生きたいか?

なの。

 

それってさーーー

 

とことん自分に聞いてみるしかないわけ。

 

聞いて聞いて、聞いて、聞いて、

 

こうかも?こうだ!

 

って思った瞬間に、他者にガラガラと崩される時もある。

 

自滅する時もある。

 

でも崩れたものの中から、キラッと見つけたことが、

 

実は自分では思いもよらなかった、自分を発見できたりするんだよね。

 

 

グルテンフリーとの出会いがそんな感じだったよ。

 

視点をガラッと変えてみたら、自分が本当に求めているものが見つかった。

 

その視点はとある人からもらったギフト。

 

部屋の隅っこに放っておいたギフトの中には

もしかしたら、あなたが求めているものが眠っているかもね!

 

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